夢の下見の北海道

こんにちは。あまのじゃくです。

日常の生活を忙しく淡々と過ごしていると、非日常に逃げたくなる時ありませんか?

そんな時あまのじゃくは旅行に行きたくなります。

というわけで、3月の中旬に北海道へ旅行に行ってきました。

って言っても、会社の社員旅行のような、
慰安旅行というか、
一年間積立をして行く、付き合いのような旅行ですが。。。

そんな旅行でも、自分らしく楽しみたいと考え、じぁあ、夢の北海道ツーリング?とも思いましたが、
3月中旬の北海道は寒いし、まだ雪があるので無理。

それなら違う楽しみ方を考えないと。。。

最近はまっているものは
皆さんご存知の「葉巻」ですが、
わざわざ北海道で葉巻を買うっていうのも何かなと思います。

そこで、前から行ってみたかった葉巻の吸えるBAR、そう CIGAR BAR に行こうと思いつきました。


今回の北海道旅行は札幌周辺への旅。


CIGAR BARはすすきのにありそうな感じです。

事前にググって調べてみると、宿泊するホテルの近くに4、5軒ありました。

モモヤって葉巻や酒も売っているたばこ屋さんのあるビルに

BAR Em(イーマイナー)
楽天

という2軒のどちらかに行こうと当たりを付けました。

小樽で寿司ランチ
ニッカ余市蒸溜所で見学と試飲
定山渓の温泉で宿泊
札幌場外市場でお土産
サッポロビール園でジンギスカン食べ放題
札幌市内観光
すすきのの居酒屋で晩飯兼小宴会

とひと通り観光を楽しんで
いよいよメインイベント!

いざ、モモヤビルへと目的の店へ行ったのですが。。。
この日は日曜日で休み。
なんてこった!

ならば、他の店と携帯でググっていると、
ふと、日曜日は他も営業していないかも。。。と頭をよぎりました。

あきらめて、モモヤで葉巻を買って部屋で吸おうかなと、モモヤに入り葉巻を何本か購入。
でもやっぱり、せっかくならCIGAR BARに行きたいと、店の人に今日も営業してるCIGAR BARはないか聞いてみました。

すると、「カクテルコーナー ラルセン」という店を教えてもらいました。

歩くこと5分くらいで着きました。
扉を開け、中に入ると。。。

よくある映画にありそうな雰囲気のBAR。
カウンターとテーブル席が4つ。
暖色系の薄暗い雰囲気。
カウンターの前の棚にはいろんな種類の酒がたくさん並んでいる。

棚の前に黒のベスト白いシャツで蝶ネクタイの30代半ばくらいのイケメンマスター。

「いらっしゃいませ」

すかさず、私の右手のモモヤでもらったラルセンの地図付き割引券を見て、

「モモヤさんの紹介ですか?どうぞ」

カウンターには50代くらいの男性と
30代半ばの男性2人組が座っていました。

その2組の丁度2席分開いた真ん中あたりに座ると

「観光ですか?」

と、マスター。
バーテンダーはお客の顔を見て、
体調や状態、何が飲みたいのか?
などの状況を察するとか聞いたことありましたが、
こちらが「どもっ」みたいな言葉しか発してないのに、
凄い洞察力だと感心しました。
女にモテそう!

「何か飲まれますか?」

事前にネットで葉巻に合う酒の記事などを読んで「ラム酒」を飲もうと決めていました。
しかし、あまり馴染みのないお酒なので銘柄を良く知らない。。。

「ラムを飲みたいんですが、詳しくないので。。。
それと、葉巻も頂きたいので葉巻に合うラムをマスターのお任せで」

マスターが選んたのは
「ロンサカパ センテナリオ23」

「飲み方はどうされます?」

飲み方かあ。。。
家で晩酌のときはストレートで飲むんだが。。。

「ロックで」
と頼んだ後、マスターがなにか言いたげでしたが、

「葉巻は何を?」

と、席の近くのカウンターの上にあるヒュミドールから選ぶよう促されました。

ヒュミドールには
コイーバ シグロⅠ
モンテクリストの何種類か
ロメオイフリエタが何種類か
パンチが2、3種類

というラインナップの中から
吸ったことのない銘柄

ロメオに決めた!

ヒュミドールの中のロメオは150mmくらいのと120mmくらいのがあり、
お酒は一杯だけにしようと決めていたので、
短いほうを選びました。

種類は表示も無かったし、聞いても無かったのですが、
後でググったりで調べたら
「ロメオイフリエタ ショートチャーチル
だったかも。
ダブルリングだったし、間違いないかな。

葉巻が決まったところで、
ロンサカパのロックが来ました。
氷がボールだよ。丸いよ。
マスターにシガーに火を付けて貰っている間にまず一口。

ふぁーっと、甘みが口に広がる。
うん。甘い。葉巻に合いそうだ。

シガーが無事着火し灰皿に置かれました。
人生初のシガーバーでの葉巻。

まず、2回ほど吹かして、
ゆっくりと吸い込み口に含む。
甘い煙が口の中いっぱいになったところで
ゆっくりとはく。

香ばしい。
。。。旨い!

口の中で余韻を楽しみながら
ロンサカパを一口。

いや、合いますな。
漂う煙と薄暗い雰囲気。
なんというか、至福のひととき。

そんなひとときを堪能して、
シガーも終盤に差し掛かる頃

先客の2組が相次いで帰っていきました。

マスターとマンツーマン。
いろんな話を聞きました。

葉巻は熟成と湿度管理が大事。
ラルセンに置いてある葉巻は最低2年の熟成をしているそうです。
湿度については、葉巻は発酵物なので適度な湿度が必要。キューバなどの葉巻の原産地に比べて日本は乾燥しやすい。
なので、一定の湿度を保つヒュミドールに保管するのが最善。
しかしながら、ヒュミドールは高額なんですよね。
そこで、ジップロックに葉巻と湿度調整剤を入れて保管すると、安価で保管できる。

湿度調整剤なるものは200円くらいでモモヤにも売ってるとのこと。

そしてそのモモヤですが、
東京などでは出回らないような
限定や希少な葉巻が入り易いらしい。
というのも、
葉巻自体元々生産量が少なく、希少品が業者に入っても、同業者の多い東京などの大都市には、偏った納入になってしまい、
納入されない店からのクレームが多くなる。
となれば、競合他社の少ない札幌のモモヤに捌いて貰うのがクレームも無くて良いのだとか。

という話や

葉巻に合う酒の飲み方として、
ロックよりもストレートの方が良い。
葉巻は終盤になればなるほど、
味が濃くきつくなって行く。
ロックだど解けた氷で酒は薄くなってしまう。
ストレートなら酒の濃さは変わらないので、葉巻も酒もバランスよく味わえる。

言われみれば、終盤に差し掛かって酒が薄まって、ずっと葉巻のイガみが残っているなと。
確か酒が濃ければ、酒も葉巻も旨いのかも。

それから、
葉巻は旨いがやっぱり高価なもの。
経済的にそれでも本格的にタバコ葉を味わうなら「パイプ」がお薦めとか、

色々なことを話したり、教えて頂きました。

話てる間に、葉巻を持つ手が熱くなってきて、グラスの酒はほぼ氷が解けた水状態。
至福の時間も終わりの時。

マスターに札幌にまた来た時に寄りますと
約束をしつつ、マスターに見送られながら
店を後にしました。

いい時間を過ごせたなぁ。。。



今回は自分の楽しみの他に定番的な観光も凄く楽しめました。

いつか、息子と北海道ツーリングが夢の
私、あまのじゃくですが、
そんな夢の下見にしては満足な旅行になりました。

その上、また北海道に行く夢がひとまわり大きくなりました。

北海道よ。また行くぜ。待ってろよ。


じゃらん特集一覧


北海道特集してますね。